イライラは自分を知るヒントだ

こんにちは。

夏休みが終わり、ようやくいつものペースに戻ってホッとしているお母さんも多いのではないでしょうか?
夏休みでなくても、コロナ禍になった去年から家族と過ごす時間が本当に長くなりましたよね。
一緒に過ごす時間が長くなればなるほど、自分のペースが乱れ、今まで気にならなかったことが気になったり、イライラすることが増えてきますね。
家族という身近な関係では特に・・・
子どもたちや夫の言動にイラッとしてしまう・・・
どこのご家庭でもあるあるですよね。

では、どうしてイラっとしてしまうのか?
それは・・・

自分の中では「それはダメでしょ!」「してはいけない」と思っている事を いとも簡単にされるから。
自分の基準に当てはまらないことをされた時 人は嫌な気持ちになるものです。

でも、ちょっと待って!
その基準は いったい誰が決めたもの?

そうです。その基準、あなたが あなたの人生経験の中で作ったものなのです。

私の場合をお話ししますね。
私の母は仕事をしていて、とても忙しい人でした。
なので、子供の私たちは掃除も炊事もやるのが当たり前の環境で育ちました。
私の中では子供が家事に参加するのは当たり前という価値観を持っています。
ところが、我が息子は全くと言って良いほどする気がありません。
私のルールに従わない息子に私は腹が立つわけです。

母親が帰って来る前に家を片付けなきゃ!
ごはん、炊いておかなきゃ!
洗濯物を畳んでおかなきゃ!
決して母に命じられたわけではないのに、私の中では宿題するよりも大事なことでした。
そうしないと家族の雰囲気が悪くなってしまうとさえ思っていました。

話しを息子に戻しましょう。
私にとって絶対と言ってもいいほど、しなければいけない事だったことを我が息子はしないのです!
私にとってはありえない事です!イラっとしない訳がない!

でも、これは私が勝手に作ったルールなんですよね。
誰に強制されたわけでもないのに、勝手に思い込んで、自分で自分を縛ってしまうのです。
それも随分と長い間・・・
そこが恐ろしいところ。自分で自分を苦しめているんですから。

もしも、そのルールが自分を苦しくしてしまうものだったら、手放しましょう。
その方が自分も周りの人たちも楽になると思いませんか?
決めたのが自分なら、手放せるのも自分だけです。

じゃ、明日から止めますね!って言うように簡単ではないですが、「これは私のルールなのね。この人にはないのね」「私は~がいやだったのね」と自分の気持ちを受け止めることから始めてみましょう。
大事なのは目の前の相手を否定しないこと。
自分の気持ちも否定しないこと。

誰もが経験の中で作ってしまった自分だけのルールに長い間縛られているのではないでしょうか?
家族や親しい人にイラっとしたときに ちょっと自分の心の中を覗いてみてください。
その「イラッ」は 自分を知るためのヒントかもしれませんよ。

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