終戦記念日に思う

こんばんは。

今日は8月15日、76回目の終戦記念日でしたね。
今年はオリンピックもあり、例年に比べると戦争関係の番組などが少なく、戦争や命について考える機会が少なかったな~と感じます。
皆さんは いかがでしたか?

戦後76年も経つと、実際に戦争というものを経験されて、自分の体験を自分の言葉で話してくださる方が年々少なくなっていきます。
私の祖父は2人とも出征経験はなかったそうですが、祖父母たちが 戦時中という特殊な時期をどのように生き、どのように感じていたのか?を聞いておけば良かったなと今更ながら思っています。

もう20年以上も昔の話になりますが、知り合いの方(当時80歳くらいでした。今もご存命です!素晴らしい!!)に戦争について尋ねたことがあります。

私は子供の頃から「どうしてみんな 戦争に反対しなかったのか?」と、とても不思議に思っていたのです。
細かい話の流れは忘れてしまいましたが、私は その方に尋ねました。

「世の中が戦争に向かっていってるのに気づかなかったの?誰も反対しなかったの?」と。

その方は答えてくれました。

「わからなかった。気が付いたら戦争になっていた。」と。

この答えは私にとって衝撃的でした。そんな 気付いたらなんて考えられない!と思いました。

ですが、今の世の中の流れを見ていると 20年以上前に聞いた言葉を思い出します。
私たちは 世の中の変わっていくスピードに ただただ流されていて、何も見ず、何も感じず、気付いたらとんでもないことになってしまっていた!なんてことになるんじゃないかと怖くなる時があります。

しっかり目を開いて、自分の心で感じ、自分の頭で考えて、世の中を見て行かなければいけないなと思った76回目の終戦記念日でした。

読んで下さり、ありがとうございました。

Follow me!